急転直下の合意
「GoToトラベル」の東京発着の旅行について、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある人に自粛を呼びかけることで、国と都が1日夜合意。
急転直下の決着の裏側には「仲が悪い」と言われてきた菅総理と小池知事、トップ同士のホットラインがあったという。
1日の午後、小池知事が、よほど重要なことがない限り席を外さない会議のまっただなかに「重要な電話が入ってきた」と中座。ある幹部は非常に驚いたという。
「今思うとあれは菅総理からの電話だったのでは」
“仲が悪い”2人のホットラインが・・・
まさに、その電話は菅総理からの電話「ホットライン」だった。
しかも、ホットラインは1回ではなかったという。
1日の流れを関係者への取材を整理すると以下のようになった。
1日午前
小池知事が菅総理に直接電話。
13時頃
都庁から首相官邸に資料が届けられ、水面下の協議も最終調整に。
14時半から15時頃
来年度予算策定のため行う各種団体からの予算ヒアリングの最中に菅総理から電話、2人は3回程度電話していたという。
17時頃
菅総理と小池知事の会談が正式決定
18時半
菅総理と小池知事の会談
まさに急転直下、激しい動きとなったが、ここには小池知事の「出来ることを出来る限り短期集中で」という強い思いも感じられるが、これまで、“仲が悪い”といわれてきた二人の関係が直接電話でやりとりをするところまで変化したことがあるのではないか。
2人の間に変化が?「総理との関係はいい」
ある幹部は「総理との関係はいい」と言い切る。
それは東京都が酒類を提供する飲食店など行った時短要請の協力金に対する国の費用の出し方にも表れているという。
「時短要請にかかる200億円のうち、国が150億だしてくれることになった。元々はもっと少なかったのに、総理の強い意向で(国が出す額が)増額になった」
そして1日の会談についてもこう話す。
「非常に雰囲気がよく、総理から、自分はこう言うから小池さんは都庁でこう話してと連携していた」
「仲良くやっていきましょう」
このようなやりとりもあったという。
もう一つ小池知事を後押ししたもの
2日昼過ぎに記者と交わしたやりとりにも小池知事の考えが如実に表れている。
記者:
判断のなかで、知事の中では経済活動と言うこともあったのか
小池都知事:
東京の経済規模は極めて大きいです。これは東京だけの問題ではありませんで、全国への波及効果も非常に大きいということで、そこは連携を取らなければならない。その点を重視し、また必要な自粛をして頂くと言うことで合意をしたということです
「東京の経済規模は極めて大きいです」の「極めて」をひときわ大きな声で強調していた。
小池知事は11月にはいって感染者が急増し“第三波”の兆しがでてきたころから、新型コロナウイルスによる経済困窮や、自殺の増加について特に強い懸念を周辺に示していた。
その強い懸念が、総理との決着の後押しの一つにもなったのではないか。
感染拡大が続く中、感染予防と経済対策の両立は、さらに難しい局面に入っている。
執筆:都庁クラブ担当 小川美那
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December 02, 2020 at 02:13PM
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