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GoToトラベル「なぜ今?」(山形新聞) - Yahoo! JAPAN

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」が22日、混乱の中でスタートする。県内各地で18日聞くと、多くの人が、首都圏で新型コロナウイルス感染者が増える中での実施に「タイミングは今なのか」と疑問や不安を口にした。厳しい経営環境にある旅行業界からは、東京発着旅行や都民の利用が直前に対象外となり、「東京以外も『行かない』とならないか」と心配する声が聞かれた。  新庄市内のカフェで働く高橋育未さん(27)=同市城西町=は接客の手を休め、「制度はいいけど、今のタイミングではないと思う」と首をひねる。旅行が好きで、お得感のある制度に興味はある。だが「感染が広がっている首都圏から地方に人が流れても大丈夫だろうか」と口を結んだ。  買い物のため山形市七日町に来ていた同市飯田5丁目、会社員佐竹里菜さん(27)も感染者が再び増加傾向にある中での実施を疑問視する。8月に関西への旅行を考えていたがためらっているという。

 「東京だけを対象外にしても、仕事や学校で都外から通っている人も多いので、感染リスクが軽減したとは思わない」と話すのは、酒田市のさかた海鮮市場に買い物に訪れた同市古湊町、会社員佐藤慎一さん(58)。地方が安心して観光客を迎え入れられるように「政府には感染予防の対応をはっきりと示してもらいたい」と求めた。  16日に新型コロナの感染が確認された男子学生が勤務していたレストラン近くに住む米沢市花沢、自営業高野正喜さん(62)も「旅行促進キャンペーンはワクチンや治療薬が開発されるまで、遅らせるべきではないか」と訴えた。  山形市の釈迦堂河畔広場にスポーツ少年団でバーベキューに訪れていた同市松山1丁目の会社員田宮大将さん(40)は「東京方面は感染の心配もあるが、震災の復興のためにも宮城県などへの旅行で利用したい」と語った。  観光業界の受け止めはどうか。佐藤順仁(じゅんじ)県旅行業協会長が経営するトラベル企画(米沢市)は県内の顧客が中心。「首都圏などで再び感染拡大してからお客さんの反応は鈍く、東京以外の地域を含めて『行かない』ということにならないか不安だ。経済が動かないと生き延びていけない。今は県のキャンペーンにしっかり取り組み、県内が潤うようにしたい」と話した。

 混雑防止策で連休やお盆期間に入館規制を行う鶴岡市立加茂水族館の奥泉和也館長は「Go Toのようなキャンペーンは、閑散期の冬などにやってもらえるとありがたい。来てもらっても申し訳ない状況になる」と注文を付ける。「経済と安全の両立は難しい。(コロナ禍では)地域の実情に合わせ、思い切った施策が必要」と提案した。

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July 19, 2020 at 08:23AM
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