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Peak Design「トラベルトライポッド」レビュー:超コンパクトで軽量で最高のトラベル三脚 - ギズモード・ジャパン

いつも三脚を持っていくか、家に置いておくか…、毎回悩みますよね?

風景写真や長時間露光の撮影には、三脚を使って撮影するのがもちろん理想です。しかし荷物をまとめていると、三脚は最後の候補になりがち。そして歳を重ねると、展示会など撮影の機会の度に、わざわざ重い三脚を持ち歩くことに毎回悩み決断が必要です。肩が痛くなるんだよ…。

でも、今回新たに登場した新しいPeak Design(ピークデザイン)のトラベルトライポッドがついにこの問題を解決してくれます。アルミニウム製とカーボンファイバー製と2種類あるのですが、アルミニウム製は1.56kg、カーボンファイバー製は1.27kgと、トラベル三脚として驚くほど軽くなっています。他の超軽量三脚のメーカーであるManfrotto(マンフロット)やGITZO(ジッツオ)の対抗馬となりました。

Peak Design トラベルトライポッド

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

これは何?:超軽量で超コンパクトなトラベルトライポッド

価格:アルミ製は350ドル(約3万8,000円)、カーボン製は600ドル(約6万5,000円)

よいところ:イケてるデザイン、信じられないほどコンパクト、ボールヘッド内蔵、Arca Swiss(アルカスイス)のマウントプレートと互換性あり、キャリングケース付き

残念なところ:マウントプレートの取り付けに六角レンチが必要。付属の六角レンチが落ちる可能性がある。カーボンファイバーモデルは値段が高い

価格は最高級三脚クラス

350ドル(約3万8,000円)のアルミバージョンは、MeFotoの「GlobeTrotter Classic」(220ドル・約2万4000円)よりも高価で、893gという超軽量の GITZO「Series 0 Traveler Tripod」(725ドル・約7万9,000円)よりも安価です(ただしGitzoの方には雲台がなく、その分追加重量がある)。

つまり価格と重量面で、Peak Designのトラベルトライポッドは市場で販売されている最高級三脚の部類に入ります。

コンパクトなデザインがバツグン

トラベルトライポッドのデザインは群を抜いていると思います。

実践的で、巧妙で丁寧に組み上げられ、さまざまな工夫が随所に施されていることを実感します。中空管の脚ではなく、三本の脚がすべて三脚のセンターポールを中心にカーブするような台形の形状を採用しているため、無駄なスペースが少なく、全体的にコンパクトなパッケージとなっています。この点がPeak Designのトラベルトライポッドの最大の利点のひとつです。

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付属のソフトケースは若干重量がありますが、ビルトインのストラップを使えばバッグの外側に三脚を固定して持ち運ぶことができます。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

このサイズ感なら、キャリーバッグやでかいギアバッグに入れずとも、バックパックのポケットにトラベルトライポッドをひょいっと入れることができます。さらに他の製品とは違ってトラベルトライポッドの脚を180度折り畳む必要がないので、荷造りの手間も省けます。また、収納した状態でもトラベルトライポッドはとても丈夫です。

コンパクトな設計だが操作性も良好

またボール雲台が搭載されているのですが、これが存在に気づかなかったほどコンパクト。細々と突き出たノブやダイヤルはなく、すべてが三脚本体にきちんと組み込まれています。センターポールの高さを調整する場合は、必要なときに飛び出し使わないときは三脚の側面にぴったり収まっている可動式のノブを使います。

またボール雲台を調整したいときは、右に回すと緩く、左に回すときつくなります。耐荷重は9.1kgで、雲台から機材を落とす心配はなく、幅広いカメラや望遠レンズを装着することができます。

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

アルカスイス互換のプレート搭載

三脚の上部には、小さなアルカスイス互換のクイックリリースプレートが付いており、簡単にクリップでロックできるので、うっかり落とすこともありません。

もっと大きいL字型のアルカスイスのプレートを使用したい場合は、付属の六角レンチ(詳細は後述)を使用して取り外すことができます。ボールヘッドは写真撮影には向いていますが、動画で、滑らかなパン撮影するためのコントロールには向いていません。しかし、オプションでPeak Designの30ドル(約3,200円)のユニバーサルヘッドアダプターを購入すれば、好きなヘッドを装着することが可能です。

ポールにスマホ用の雲台が隠れてる

しかし、このトラベルトライポッドで、個人的に気に入っていて、イノベーションと言っても過言ではない部分は、ポールの中心の下部分に隠されたスマートフォン用の雲台です。下に引っ張ってひねるだけで、バネのような拡張マウントブラケットを取り出すことができ、ほとんどのスマートフォンを装着することができます(15台以上のスマートフォンをテストしましたがすべてフィットしました!)。

ソーシャルメディア用に即座にスマホで撮影したい場合と、カメラでしっかり撮影する場合と、両方のニーズを叶えてくれます。

脚の操作性も良好

脚部分についてですが、この三脚にはシンプルなクランプがついた5段脚で、全伸高は152.4cmです。脚は90度まで広げることができます。全てを伸ばすのに時間がかかりそうに感じるかもしれませんが、初めて使う場合でも20秒以内に完全に伸ばすことができます。脚の5つのレバーロックを同時に掴み、反転させて伸ばすだけです。

さらにウォータープルーフのソフトキャリングケースが付属しているので、三脚を普段から保護できるだけでなく、アタッチメントポイントがいくつかあるため、バッグに簡単に三脚を装着することもできます。

Peak Design製のバッグ専用のストラップをいくつかオプションで提供していますが、スペアのロープがあれば、縛り付けるのにそれれほど手間はかかりません。

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スマートフォン用のマウントはめちゃくちゃ便利。もっと他の三脚にも普及してほしいくらいです。
Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

トラベルトライポッド、ここがイマイチ

とはいえ、Peak Designのトラベルトライポッドは完璧ではありません

一番の難点は、プレートのネジを締めるために六角レンチが必要なことですね。三脚の脚部分に六角レンチが内蔵されていますが、カメラを取り付ける際に余計な手間がかかることに変わりはありません。また内蔵の六角レンチはしっかりと固定されておらず、使用中に誤って外れてしまったことがありました。付属の六角レンチの紛失が気になる人は、バッグに入れておくのがベストです。

また、三脚の脚が非常に細いため(特にカーボンファイバーモデル)、三脚は振動を受けやすく、画像が若干ぶれる場合がありますが、センターポール下部にあるフックにバッグ等を掛けておけば、簡単に解決できます。

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Photo: Sam Rutherford (Gizmodo US)

持ち出すことを迷わない素晴らしい三脚

しかし、Peak Designが4年の歳月をかけて作り上げただけはあり、三脚を持ち歩くかどうかの迷いがなくなりました。ペットボトルほどの太さほどのコンパクトなデザインでかさばらず軽量で、肩の痛みを気にする必要がなくなりました。このPeak Designのトラベルトライポッドは、素晴らしいガジェットで、ギアバックの一軍選手候補間違いなし。

日本でも取り扱いあり、2020年4月11日から発売されています。

まとめ

・アルミニウム製は、日本で5万3,000円、カーボンファイバー製は9万1,000円で発売。

・アルミニウム製1.56kgで、カーボンファイバー製は1.27kgの重さで、全伸高152.4cm。

・三脚にはボール雲台が搭載されていますが、自分で三脚雲台を取り付けたい場合は、Peak Designのユニバーサルヘッドアダプター(4,100円)が必要です。

・その他のオプションのアクセサリーとして、三脚の下段4段を抜き軽量化するキットと、スパイク フィートセットがあります。

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April 14, 2020 at 07:00PM
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